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断熱改修も今は当たり前の時代です。

2005年に、構造計算偽造事件が起こりました。
これは建築業界もそうですが、建築とは関わりのない一般の方々にも衝撃を受けたと思います。

何せ、建てた建築物に耐震性がなかったら、地震がきたらどうなるのか?
人間の命に関わることがないがしろにされている、そう思わざる得ない事件でした。

さて、今年は2014年です。
2005年以来、耐震に関わる法改正がなされ、手続きも厳重になり、
本来の安心安全な建築物が保証されるようになってきました。
上記のことはもう当たり前のことです。

しかしながら、建築物には、当たり前のことがまだ当たり前になっていないことがあります。

それは、断熱と気密です。


ひとむかしの日本家屋は断熱材の入っていない、外気温と同じ気温で室内で暮らすことになっていました。
しかしながら、人間は恒温動物ですし、知能もありますから、
暑ければ冷房をつけるし、寒ければ暖房をつけます。
でも省エネがさけばれてから、我慢することが得意な日本人は、
なるべくエネルギーを使わないようにすごそうとして、
暑すぎる環境や寒すぎる環境で、自分の命を危なくすることさえあります。

よく聞かれることが、冬季の浴室や脱衣室でのヒートショックです。

今や建築物(その中でも人間が過ごすことが多い住宅)は断熱性、気密性を向上させることが
重要になってきました。

断熱性、気密性を向上させることは、エネルギーをなるべく使わないということもそうですが、
それよりも、私たちが健康で快適に暮らせる必須条件となり得るからです。

さらに私は重要だと思うのが、そういった過ごしやすい住宅では、
家族が笑顔に暮らすことができ、精神的にも穏やかに、そして幸せに暮らせると言うことです。

快適な住宅は、団らんの時間が増えるという調査結果もあります。

もちろん医療費も安く上がることでしょう。

断熱を少なくして、暑さ寒さを我慢して、過ごすことは、悪循環を生みます。

住宅という器の性能を向上させることで、生理的にも精神的にも快適に過ごせる
暮らしを増やしていきたいです。


一般財団法人ベターリビングより、
「住まいの暖かさと健康維持の関係」について研究成果をまとめたリーフレットが
ダウンロードできるようになりました。

「住まいの暖かさと健康維持の関係」について研究成果をまとめた
リーフレット「人は住まいとともに生きる」の公表について
http://www.cbl.or.jp/slc/info.html


リーフレット「人は住まいとともに生きる」(pdf)


住まいという器の性能を向上させる断熱改修は、今や当たり前です。



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山本和代

Author:山本和代
快適で健康、家族が幸せになる住まいづくりをする女性建築士・くらしお設計室<一級建築士事務所 街角企画株式会社>のブログ【大阪・神戸・京都(京阪神)】
[キーワード]住宅設計/リフォーム・リノベーション/空間デザイン/省エネ/エコ/パッシブ/温熱環境/快適・健康/バリアフリー/ユニバーサルデザイン/子育て/家事/暮らし/自然素材/無垢/木/片づけ・収納/生前整理

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