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PHJ総会のパネルディスカッション、6000W(ワット)くらい?!




宿谷氏と前氏の基調講演後、休憩を挟んで、
パネルディスカッションがはじまりました。

PHJ5周年パネルディスカッション


パネリストは、前出の、宿谷氏、前氏に加え、
今回見学会対象物件を担当された西方氏、
PHJ理事の松尾氏、コーディネーターはPHJ代表の森氏でした。

大まかな感想は・・・
コーディネーターの森さんの出番はあまりないまま(笑)、
4名のパネリストはどんどん語っていました。


(以下、箇条書き)
・床面が23度くらいだと、家全体、全室心地よい。

・北欧は、原子力というイメージもあるが、ゴミやチップを
燃やして熱や電気を得ている。こういうやり方は日本でも可能では?

・床下エアコンを取り入れている事例が増えてきた。
床下エアコンはロスが少なく、体感がよい。
ただしこれはQ値が1.3以下の場合。

・夜は床下を冷えすぎないようになるし、
苦手な人が多い気流感もない。

・床暖を入れた場合22度くらいの低温がよい。
2階は18度くらいになるが、寝室が多いので問題ない。


・とにかく、以前はパッシブハウス級の住宅をつくろうとすると
コストが高くついた。だんだん、窓や換気機器が安くなり、
取り組みやすくなってきた。
そうなるといろいろこだわりを持つわがまま?なクライアントが増え始め、
バイオマスなどの設備を使うようになってきた。


・ドイツはボイラー大国であるが、最近はヒートポンプとの
ハイブリッド機器が出てきている。

・パッシブハウスに住み慣れてくると、クライアントの感想にもあるが、
20度以下でも快適に感じてくる。
※↑この意見が、今回私にとって一番の驚き。


・実験等で、PMV指標がよく使われているが、
これは使い方に気をつけた方がよい。
この指標の実験条件は、窓のない室内空間に3時間閉じ込められ、
3時間後に暑いか寒いかという判断をする。
オフィスには近い条件になるが、住宅では条件が違うと思うので、
その条件の違いを把握しながら、実験結果を考察しなければならない。

・クライアントの厚さ、寒さの過ごし方を見極めておく。大変個人差があるから。


・W(ワット)とJ(ジュール)の意味をきちんと理解できたのは
ここ10数年だ。(by宿谷氏←みんなびっくり!)

・Wはつまり仕事量、進んだ面積。だからピークカットは必要。
例えば、人間の心臓は死ぬまで10Wの連続運転をしているのと同じ。

・あるクライアントが、ペットの犬を飼い始めた。
夏期で飼い主が外出中、暑いとかわいそうだと思い、
ペットのために微冷房で連続運転をしたところ、月の冷房費が減ったという。
これは、時間単位をできるだけ小さくして連続運転をすることは、
間欠運転でつけたり消したりすることよりも、W(仕事量)は小さくなることを示している。



上記のような箇条書きでまとめてみました。

とにかく、内容もそうですが、みなさんの掛け合い(?!)もおもしろかったです!

本当にみなさんのおもしろい話が聞けて、勉強になりました。
ありがとうございました!

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山本和代

Author:山本和代
快適で健康、家族が幸せになる住まいづくりをする女性建築士・くらしお設計室<一級建築士事務所 街角企画株式会社>のブログ【大阪・神戸・京都(京阪神)】
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